<aside> ▪️ トップページ🎈

<aside> ◽ 世界観

■あらすじ

舞台は、ゆっくりと、それでも確実に進行する荒野化現象に加え、頻発するカイジュウ災害に脅かされている明日無き大地――ロンデニアム。 祖父を失くした17歳の少年イングラムは、各地を放浪し自分の腕を頼りに生きていく流浪の冒険者“渡り鳥”になることを決意。再会した幼馴染と、かつて交わした小さな約束を胸に故郷を旅立つこととなる。だがこのとき、旅路にて繰り返される出会いと別れが、やがてロンデニアムに隠された大いなる謎にいざおうとは、知る由もないイングラムであった。

AFKS_keyvisual_6ver_nonrogo_220728-2048x1152.png

夢も志も持たず、風に吹かれるがままに旅立った渡り鳥の少年イングラムは、いつしか世界管理機構である「聖鍵教会」と反教会武装勢力「イコノクラスタ」の巨大な闘争に巻き込まれていく。

“キミガ、ヒキガネニナルノダ”

背負った赤い運命に屈することなく、仲間たちと共に大地を、大空を、大海を駆け抜けていくイングラム。やがて待ち受けるのは、世界の裏に埋葬された1000年の秘密と真実。踏まれた野の花と少女の涙に応えるべくイングラムが下す決断、そして――

■明日なき大地 ロンデニアム🎈

ここから遠い、彼方の大地――<ロンデニアム>。 旧い言葉にて<荒れ野>を指すロンデニアムは地表の大半が枯れ果てており、わずかに残った水場や緑地も日に日に活力を殺がれていくという、まさに明日を喪失した世界となっている。 ここに生きる人々から希望を毟る荒野化現象の原因は定かではなく、一説によると最初に荒野化が確認されたのは聖鍵教会の成立した約1000年前に遡るとされるが…その詳細は明らかになっていない。 過酷な自然環境以外に、世界の理の歪みにて誕生したカイジュウと呼ばれる在り方の異なった生命体が引き起こす災害も、人類に対する脅威となって圧し掛かっている。もはや逃げ場なく追い詰められた人類であるが、それでもこの世界にしがみつき生きていくより他になかった。

ロンデニアムの各地には、斯様に世界が疲弊する以前の建造物――先史文明期の遺跡が残されており、その奥底には既に失われて久しい技術や更なる危険が眠っているという。

world.jpg

▼ロンデニアムに関する追加情報(開発月報より)

聖鍵教会🎈

荒野化が始まったとされる約1000年前に成立。 もはや霊長の座より陥落した人類の未来を如何にして開闢するかを目的と掲げ、そのためには鉄を纏い血を流すことすら厭わないと強く理念に謳っている。 理想に殉じたひとりの女性――剣の聖女を象徴として奉じているが、実態は宗教組織というよりも衰退によって国家と呼べる共同体が維持できなくなったロンデニアム唯一の統治組織。そのために「世界管理機構」とも称されている。 各種法整備から始まり、インフラを敷き、経済活動を促し、安全を保障。過酷な世界における生活の向上を目的とした技術の開発と共有を行うと同時に、カイジュウによる被災を食い止めるべく武装集団も率いている。その一つが聖鍵教会の麾下にある教会騎士団であり、もう一つは<渡り鳥>と呼ばれる冒険者を支援するギルドである。 渡り鳥ギルドは渡り鳥間の相互扶助を促し依頼の仲介・斡旋を行っており、これにより渡り鳥たちの管理・監視といった側面も持ち合わせている。 また、教会騎士や渡り鳥が使用する装備――ARMの研究開発も行うなど、ロンデニアムの暴力装置は聖鍵教会に集約されていると言っても過言ではない。

ゆりかごから墓場まで。 生も死も、それらを左右する全てを司る聖鍵教会は当然ながらこの世界における強権を有す事となり、その事実に対して不満や反発を覚える人間も少なからず存在するとされている。

聖鍵教会に関する追加情報(開発月報より)

一般騎士:もっとも人数が多く、命令に従って各地区に派遣され任務を遂行する。   上級騎士:単独行動・小隊指揮権が付与される。多岐にわたる知識と部隊長としての統率力を持ち、得意とするARMの扱いに長じないと上級騎士になることは難しい。   特務騎士:一般の指揮系統には属さない特命に就く。一般の教会騎士たちと行動を共にすることはほとんどないため、その実態はあまり知られていない。   騎士団長:全ての教会騎士を束ねる。

■渡り鳥

<渡り鳥>――それは、彼方の大地のあちこちを行き交う冒険者たちの総称。自らに由(よし)を求める者。 カイジュウによる脅威を退けたり、隊商の道中警護、あるいは遺跡の奥底を探索して財宝や失われた技術の発見といった、様々な危険の対価として浪漫と日々の糧を得る者たちを指している。 渡り鳥たちの多くはそれぞれが得意とするARMを携行し荒野の危険に向き合っている他、聖鍵教会の運営するギルドに所属する事でいくつかの支援を受けている。 強力なARMを手にする渡り鳥は、市井の人々にとっては暮らしを脅かす恐怖への対抗手段だ。しかし一方でカイジュウ同等に危険な存在と見るむきも少なからずある。

Character_Ingram_Euclid_front.jpg

■カイジュウ

ロンデニアムの各地にて確認される、現住生物とは異なる生物。怪獣。 その起源は定かではないが、何らかの理由によって現住生物が変異をきたしたものとされる。 現住生物としての「在り方」を多く残した低~中レベルのカイジュウは、同種間または異種間との交配によって世代を繋げ、普遍的な災害として世界に根付いてしまっている。そのためカイジュウは「異なる法則からの外来種」とも称される。

だが、もはや「在り方」の多くが異なり超常の存在となった高レベルの強力なカイジュウは、より間違った存在と成り果てているためロンデニアムの法則下にて維持する事が難しく、そのほとんどが種を繋ぐことなく一世代限りで果てるとされている。 それでも生物としての本能からかカイジュウはこの世界の現住生物の因子を体内に捕食によって取り込み、可能な限りロンデニアムにて生き永らえようとしている。 人や家畜に対して害をなすカイジュウは脅威そのものであり、その駆除にあたるのが聖鍵教会であり、渡り鳥たちである。

Anomalies_Vouivreguivre-1024x576.jpg

■イコノクラスタ🎈

その名に「聖像破壊者」の意味を持つように、聖鍵教会と対立する秘密結社。反教会武装勢力。教会による世界の管理を「支配」と捉え、悪と定める。 あくまでも破壊・破戒の対象は聖鍵教会に対してであるが、遂行される活動の結果人々の暮らしに被害をもたらす事も多々ある。それも全ては、大局的な視点での大義のため。 イコノクラスタもまた、聖鍵教会と同じくロンデニアムの未来開闢を、理念と謳っている。

教会と比較して決して大きな規模の組織ではないが、恐らくは遺跡由来とされる異端技術の数々を保有し、神出鬼没のゲリラ活動と相まって大きな脅威となっている。

(注:準備稿)

(注:準備稿)

この四人の幹部が中核となってイコノクラスタの運営を行うが、更にその上位には幹部たちすらも拝謁を許されぬ首魁が存在しているとも囁かれる。 果たして、敵か味方か。聖鍵教会のみならず、イングラムたちの行く手にも越えるべき壁としてイコノクラスタは立ちはだかる。

▼イコノクラスタに関する追加情報(開発月報より)

■先史文明期の遺跡

ロンデニアム各地には、現在の技術を遥かに上回るオーバーテクノロジーで建造された先史文明期の遺跡が点在している。 ゴシックデザインを想起させる古めかしい外観に反してその構造は失われた高度な機械技術の塊で、数千年の時を経て今なお稼働を続ける。 この世界の人々はこういった遺跡に潜り、使えそうな部品や素材を切り出して生活をしている。 巨大な遺跡ともなると、多くの人間が一攫千金を求めて周囲に住みつき町が形成されることもあるほどだが、しかし生きている遺跡には不相応の侵入者を排除するためのガードシステムも機能しているため、腕利きの渡り鳥でなければ深部の探索は非常に難しいとされる。

AF_BF_220428-scaled.jpg

発掘現場のある孤島

荒野化の進行やカイジュウ災害に伴い、住人が離れざるを得なかった地域というのも存在する。 この孤島にもかつては聖鍵教会の教導のもとに先史文明期の遺物を発掘する拠点があったが、しかし人間を苗床にする繁殖力の高いカイジュウに襲撃され、研究員も作業員も退去してしまっている。 もしかすると発掘作業半ばに放置されたお宝が残されているかも知れないが、そのためには棲みついたカイジュウを蹴散らすだけの力が必要となる。

AF_island-scaled.jpg

■アナザーワールドプラス

もしかすれば、イングラムたちが見ることはかなわなかったかも知れない世界。 冒険と物語の舞台となる「世界」の追加により、物語の展開は大きく変化する。 そして「そういう世界線」へと、イングラムたちの冒険は更に加速していくこととなる。


画像引用元: https://wildbunchproductions.co.jp/ https://wildbunchproductions.co.jp/archives/695 https://wildbunchproductions.co.jp/archives/1309